事例

病院向け収支可視化支援開発

作成者: 大嶋 一輝|Dec 16, 2024 8:56:45 AM

本事例のポイント

当病院向け収支可視化支援開発は、医療法人グループ間の売上データを視覚化し、収支に関するデータ、予測値をPowerBIで表示するシステムです。

視覚化に関しては、各病院、病棟ごとにフォーマットが違っており、集計等に多大な時間を取られるなど問題になっていました。
そこで、データフォーマットやアップロード場所を統一化、各種データソースを使うことにより、収支データ、予測データ作成/表示までの効率化を行った事例となります。

 

導入前の課題

・収支データ提出までのスピードが遅かった
・過去データを視覚化が困難を極めていた

 

 

課題解決の効果

・収支データ提出がデータを入力することで即座に可視化ができる
・過去データ含む様々な切り口での可視化が可能となった

 

 

 

背景・課題

収支データが提供されるまでのスピードが課題

 

経営層が各病院、各病棟毎の収支を元に経営予測を立てる時に、都度必要なデータを各病院/病棟毎に取り寄せ必要な切り口毎に手集計しており、経営層が求めるデータが提出されるまで、1週間前後の時間を要していました。

また、各年度毎、各月毎の過去データも膨大な量であり、過去データを視覚化するのにもかなりの時間がかかっている状態でした。

 

 

解決策と効果

当社からの提案でPowerBIを使った収支データの可視化開発を実施

 

データフォーマットやアップロード場所を統一化し、その他収支計算に必要なデータに関してはMicrosoft 365製品を使うことで、収支に関するデータや収支予測データ提供までのスピードを大幅に改善しました。

また、過去データに関しても可視化することが可能であり、病棟や機能別の分類毎等を簡単な操作で切り口を変えることが可能としました。

本システムを利用することで、様々な切り口の収支データが見ることが出来、経営判断の改善に役立てることが出来ました。

 

今後の展望

可視化する領域の横展開と拡大

 

今後は収支や収支予測だけではなく、人員の配置や病床も収支の関連として可視化出来ればと考えています。

 

適切な人員の配置や病床も収支を上げるためには重要だと、次回以降の課題として上がってきているため、より迅速な経営判断が出来るようなBIとして提供していきたいと思います。