こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
かつての僕は、丁寧な人間だった。
「この作業、お願いできる?」と言いながら、3枚の説明資料を作って渡してた。
ページ1:背景と目的
ページ2:やること一覧
ページ3:スクショ付きでクリック箇所に赤丸
…完璧である。
お願いした本人がいなくても、だいたい動ける。
だから僕は、こう思ってた。
「優しさのかたまりやな、俺」って。
でも、ある日、気づいた。
「みんな、考えなくなってる」。
こっちが説明を丁寧にすればするほど、受け取る側は「言われた通りにやる人」になっていく。
そんな中、あるチームミーティング中に出た言葉が衝撃だった。
「中平さんの依頼って、正直 “意味” はあんまり考えなくていいから楽っすよね」
…。その “楽” って、ありがたくないやつやん。
そう、僕はいつのまにか、チームを “ロボット集団” にしてしまっていたのだ。
それから、僕は頼み方を変えた。
作業の内容を伝える前に、まず “経緯” を話す。
「なんでこれが必要か」
「これが誰にとってどんな価値があるのか」
「自分はなぜこの方針を選んだのか」
そして最後に、“だいたいこんなアウトプットになると嬉しい” くらいのイメージだけ伝える。
あとは、任せる。
そして最初は戸惑ってたチームも、ある時から変わった。
作業が、“作業じゃなくなった” 瞬間 だった。
これはちょっと極端な話だけど、あのアインシュタインも似たようなことを言ってた。
「教育とは、事実を教えることではなく、考える力を育てることだ」
頼みごとだって、同じである。
細かい手順だけ渡してたら、“言われたことしかやらない人” になる。
でも、考える余白を渡せば、“自分の頭で動く人” に育つ。
結局、仕事って突き詰めると作業なんだよね。
だけど、“意志” や “工夫” が入った途端に、ちょっと楽しくなる。
「俺の考えでここやったんすよ」って、
そのドヤ顔がチームに生まれたら、頼んだこっちまで嬉しくなる。
だから、今の僕の頼み方はこうだ。
「○○したいんだよね。なんでかって言うとね...。
で、こんな感じのゴールがイメージなんだけど、どう思う?」
これでいい...これがいい!
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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