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中平コラムSeries112:AI使用で3桁万円の請求が来た件、ちゃんと語っときますって話

作成者: 中平裕貴|2025年07月09日

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

 

 

グループ企業からエスワイシステムに戻ってきてすぐ――

 

初めての他拠点紹介案件、しかもゼロからの立ち上げプロジェクト。

気合いがめちゃめちゃ入ってました。

 

「よーし、今どきの技術と仕組みを全部盛りで成果だしちゃうぞ~!」

 

と意気込み、AI駆動開発+アジャイル+Notion運用+新人チーム編成という、いま思えば若干ジャンキーな構成でプロジェクトをスタートしました。

 

 

「コード書くな!AIに書かせろ!」

最初に僕が出したルール、それは

 

「コーディング禁止。AIで全部やれ。」

 

AIがコードを書く。

人間は考える。

手は動かさない。

 

これが、いわば “中平流AI活用術” でした。

 

当然、僕は自分で課金してる優良AIアカウントを使って、

 

「こうやってAIに指示を出すんだよ〜」

「このプロンプトで設計までできるよ〜」

 

と、新人たちにレクチャーしまくってたわけです。

 

 

「お金かかるやつ、使ったのお前らだろ?」

ところがある日――

 

「中平さん、どうも関東のAI使用料だけで100万円超えてますって連絡が…」

と、社内の本部から連絡が。

 

一瞬、耳を疑いました。

「え、うちのプロジェクト、AI使いすぎた?」

「ていうか、俺の課金アカウントは関係ないはず…?」

 

調べてみると、なんと!

A君とBさん、社内推奨の 無料っぽく見える従量課金AI” を爆裂に使っていた。

 

うちのプロジェクトだけで、約80万円

 

ちなみに、僕はそのAI使ってない(笑)。

しかも、そのAIにはちゃんと “従量課金だから注意してね” って書かれた申請書が社内にあったらしい。

 

 

「関東、やらかしたな」と冷ややかな目

しかもこの請求、拠点横断で本部にまとめて届く仕様。

結果、エスワイシステムの各拠点がザワつく中、関東だけが「AI請求」で話題に。

 

幸いなことに、請求は拠点配布扱いでプロジェクトの予算には直接響かなかった。

ただし、隣の事業部からは完全に “冷たい目” で見られたのは言うまでもない。

 

「中平さん……勘弁してよ~」

みたいな空気がビシビシ伝わってきた。

 

 

 即使用禁止、AIレギュレーション強化へ

その後すぐに

 

  • 使用禁止命令
  • 最上級モデルの利用制限
  • 申請書の「従量課金」の文字が特大の赤字に変化

 

と、AIに関する社内ルールが一気に強化されました。

 

 

でも、めちゃウケた

ちなみにこの話、僕が書いた「中平コラムSeries」第1話 としてコラムにアップしたんですけど、

 

  • 「読んだよ!」「面白すぎた!」という感想続出
  • お客さんからも「なんか…元気出ました(笑)」という返信
  • Xのネタにもできる

 

という、まさかの反響トップ記事になりました。

 

 

そんな「反響トップ記事」は以下のボタンから!

 

 

 

まとめ:AIは魔法じゃない。でも爆発する

便利だからといって、

よくわからないものをノールックで全力使用すると、予算が爆発する。

 

AI活用の未来は明るい。

 

でも、その光は “レギュレーション” という懐中電灯を持ってこそちゃんと進めるんだと、僕は学びました。

 

 

 

 

 

著者情報


 

中平 裕貴(Yuki Nakahira)

株式会社エスワイシステム 関東事業本部

関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

 

『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

 

エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WANT TO」で動ける社会を目指す。

 

🛠 技術領域

アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、

📈 事業・営業経験

SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

🏗 組織マネジメント

リーダー育成、組織改革、チームビルディング

 

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