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中平コラムSeries13:固定概念を外せ!業界の成長を加速させる思考法とは?

作成者: 中平裕貴|2025年02月14日

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

 

「この業界のやり方はこうだから」
「この手法が昔からの常識だ」
「ウチの会社ではこうやるのが普通」

 

気づかないうちに、こうした固定概念(思い込み)が、自分自身や組織、業界の進化を妨げていることがあります。
特に、技術革新が速いIT業界では、「今までのやり方が正しい」と考えること自体がリスクになりつつあります。

 

では、どうすればこの「思考の枠」を外し、新しい視点で成長生み出せるのか?
今回は、固定概念を打破する3つの思考法について紹介します。

 

 

成長を生み出す3つの思考法

① 現状の外にゴールを設定する

「現実的な目標設定」こそが、成長の限界を作る。
多くの人は、「今の延長線上」で目標を考えがち。

 

(例)

悪い例:「今年は売上を10%伸ばそう」→ これは現状維持の範囲内
良い例:「3年以内に業界No.1の〇〇を作る」→ 今の自分にはできそうにないが、チャレンジング

 

(個人的な例)

技術者としてコードを書くのが仕事だった頃、自分は『この分野で食べていく』と思っていました。
でも、ある時、『技術だけでなく、チームでいろいろなことをやれば、もっと面白いことができるのでは?』と考えた。
それが『現状の外のゴール』になり、営業や経営のスキルも磨き始めた結果、今では企業の戦略立案やマネジメントにも関わるようになった。

 

なぜ現状の外の目標が重要なのか?

  • 脳は「今できること」ではなく「達成すべきこと」に意識を向ける性質がある。
  • そのため、無理そうな目標を設定すると、「じゃあ、どうすれば達成できるのか?」と考え始める。

 

👉 成長生み出すには、「現実的」なゴールを超えた視点を持つことが必須!

「虎杖悠仁が『宿儺の器』だからってただの入れ物で終わらなかったように、自分の枠を超えた目標を持つことで、新しい可能性が開ける!」

 

② 無意識のバイアスを外す

「できない」と思い込むことで、チャンスを逃していないか?

 

無意識のバイアスとは?

人は「自分が重要だと思うことしか見えない」特性がある。
たとえば、新しい技術が出ても、「ウチの業界では使えない」と思っていたら、それが当たり前になってしまう。

 

(個人的な例)

僕自身も昔は「今の知識で十分」と思っていた時期がありました。でも、情報を集め続けることで、点と点がつながり、新しい構造が見えてくることを実感しました。現状を置いておいて俯瞰することで、次に進む道がクリアになる感覚を得られたのです。

 

👉 「無理だ」と決めつけた瞬間、新しい選択肢が見えなくなる!

「どうすればできるか?」と考えることが、成長を加速させる。

「五条悟が『最強』なのは、単に六眼や無下限呪術を持っているからじゃない。

『この世界はこういうもの』という固定概念をぶち壊して、さらに進化し続けるから最強なんだ!」

 

③ RAS(脳の情報フィルター)を活用する

「自分が意識したこと」に関する情報が、自然と集まる仕組みを使え!

 

RAS(網様体賦活系)とは?

脳のフィルタリング機能で、自分が「重要」と認識した情報だけをキャッチする仕組み。

 

(個人的な例)

業界の情報発信を始めようと思ってブログを書き始めたら、突然『あれ?こんなイベントがあるんだ』『この人と繋がれるのか』と、新しい情報がどんどん入ってくるようになった。
これは、意識が変わったことで、今までスルーしていた情報が見えるようになったから。
『チャンスは目の前にあったのに、自分が気づいていなかっただけ』ということが、いかに多いかを実感した。

 

👉 進化を加速させるには、「何を意識するか?」が超重要!

「夏油傑が『猿ども』に絶望したのは、彼のRASが『非術師=排除すべきもの』という認識に固定されていたから。

逆に言えば、RASをコントロールすれば、意識を変え、未来の可能性を広げられる。」

 

 

実践!固定概念を外すために今日からできること

① 現状の外の目標を考える

  • 「今の延長線上の成長」ではなく、「今の自分では実現不可能に見える目標」を設定する。
  • 例:「この分野で日本一になる」「業界の常識を変えるサービスを作る」など。

 

② 「無理だ」と思った瞬間に、「どうすればできるか?」を考える

  • 「AIはウチの業界には合わない」→「どう活用すれば役立つのか?」に思考の方向を変える。
  • 「このやり方じゃないとダメ」→「別のやり方を試したらどうなる?」と疑ってみる。

 

③ 自分のRASを成長モードに切り替える

  • 「成長に関する情報を意識的に集める」と決める。
  • 意識したことが、実際に目につくようになり、行動が変わる。

 

 

まとめ

✅ 「固定概念」を持った瞬間に、成長は止まる。

「自分の業界・組織はこうだから」は大体数年後には「時代遅れ」になってしまいます。

「これってもしかしたら間違いなのでは?」と疑うクセをつけましょう。


✅ 現状の外の目標を設定し、「どうすればできるか?」と思考を切り替えよう。

「10%成長しよう」じゃなく、「この業界で自分・自分たちのことを知らないやつはいない」レベルの目標を立てると、なぜか不思議とそれっぽい動きができるようになります。


✅ RASを活用し、「成長」につながる情報を積極的にキャッチする。

コラムを書き始めてから業界のニュースがやたら目に入るようになりました。

つまり、意識を変えるだけで情報が集まり、知らないうちに"業界詳しい人"になれる。
逆に「うちの業界はダメだな~」とか言ってると、本当にダメな情報しか入ってこなくなる。

 

結論:固定概念をぶっ壊せば、だいたいなんとかなる!
五条悟も「俺が最強だから」って思ってたから最強だったわけで、業界も組織も自分も「こっちの方が面白くないか?」と思った方向に進めば、意外と道が開けるものです。

 

というわけで、皆さん、今日から固定概念をぶっ壊していきましょう!
(まずは「これは本当にダメなのか?」と1回考えてみるところから!)

 

 

 

 

著者情報


 

中平 裕貴(Yuki Nakahira)

株式会社エスワイシステム 関東事業本部

関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

 

 

『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

 

エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

🛠 技術領域

アプリ開発、クラウド、データ分析、AI

📈 事業・営業経験

SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

🏗 組織マネジメント

リーダー育成、組織改革、チームビルディング

 

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