こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
『境界に立つ実務家の進化論』 ― AI時代を生きる中で僕が見つけたこと ―
この全8話のシリーズも、いよいよ最終回です。
本記事(第8話)では、
「エンジニアでも営業でも、マネージャーでもない。“橋渡し役”としての生き方」
について、経営を経験した今だからこそ言葉にできる形で綴ってみたいと思います。
↓シリーズ前回記事はこちらから↓
「【シリーズ第7話】中平コラム45:成功の裏側で「自分の影」に出会うって話」
僕はGIT(株式会社グローバル・インフォメーション・テクノロジー)の代表を経験し、
経営という視点で組織全体を見る立場にも立たせてもらいました。
経営をやってみて痛感したのは、
「現場の声が、うまく経営に届かない」という構造と、
「経営の意図が、現場にきちんと伝わっていない」という断絶です。
この “翻訳不全” をどう埋めるか?
それは、両方を経験した人間にしかできない仕事だと思ったんです。
だから僕は、「もう一度現場に戻って、橋渡し役をやろう」と、はっきり決めました。
エンジニアとして技術を知っている。
営業として現場の空気も知っている。
そして、経営者として全体像と責任を知っている。
そのすべてを経て、僕が選んだのは、どこかに属するのではなく“つなぐ側”に立つことでした。
それは安定とは程遠い立場です。
誰かにとっては曖昧に映るかもしれないし、評価の軸が見えにくいこともある。
でも、だからこそ “橋をかけられる” 。
僕はこれからも、3つの視点を持ち続けます。
技術の視点:システムを“作る人”としてのリアル
ビジネスの視点:価値を“届ける人”としての責任
組織の視点:人とチームを“育てる人”としての覚悟
そして、それらを行き来しながら、組織や社会に「翻訳と共鳴」をもたらす“起点”になること。
それが、僕のキャリアの軸になっています。
境界に立つということは、安定を手放して、変化の只中にい続けることでもあります。
でも、その不安定さにこそ、 自由があると僕は思っています。
どこにでも行ける。誰とでも話せる。必要なときに、橋をかけられる。
そして、経営を経験したからこそ見える地図を、現場にフィードバックできる人間でありたい。
『境界に立つ実務家の進化論』 ― AI時代を生きる中で僕が見つけたこと ―
全8話にわたって綴ったこのシリーズは、僕自身の変化の記録であり、今という“現在地”のスナップショットです。
また次のステージで、違う視点、違う言葉で、変わっていく自分を語っていけたらと思います。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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