こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
「え?探偵やってたんですか!?」
って今でも言われます。はい、本当なんです。
ぼく、20歳から25歳まで、れっきとした探偵でした。
浮気調査がメイン。張り込み、尾行、証拠写真の撮影……
街角でサングラスをかけて、いかにも不自然に立ってる男、それが僕です。
ときには木に登って撮影(←マジでやった)。
ときには “対象者のカラオケの高得点チャレンジ” を3時間聞かされながらの張り込み(←地獄)。
人生で一番「人間の動向」を見つめていた5年間でした。
で、そんなぼくが今、ITの世界で仕事をしていて「トレーサビリティが大事です」なんて言ってるんだから、人生って不思議ですよね。
でもね、気づいたんです。
トレーサビリティ = 探偵力 なんですよ、ほんと。
「誰が、いつ、どこで、何をしたのか」を、あとから “たどれる” ようにする仕組みです。
たとえば食品業界では、
「この牛乳はどこの牧場でしぼられて、どこで加工され、どのルートで届いたのか?」がわかるようにする。
製造業でも、
「このネジ1本、どこの工場で作られ、どの工程で使われたか」がたどれる。
ITの世界では、
「このコード、誰がいつ書いた?」「このバグ、どこで発生した?」というのも、れっきとしたトレーサビリティ。
つまり!
この世のすべては、浮気調査である。(※違う)
たとえば、タイで起きたマスク偽装問題。
コロナ禍、出回ったマスクの中に “偽物” が多く、「このマスク、安全?」って大騒ぎになった。
そこでタイ政府は、マスクに QRコード をつけ、製造履歴をトレース可能にしたんです。
これにより、「あ、このマスク大丈夫だ」って安心できるように。
探偵いらずの “セルフ尾行機能” 搭載マスク。
「新潟産」と書いてあるコメが、実は他県だった…みたいな問題がニュースになっています。
でもこれ、トレーサビリティで解決できるんですよ。
たとえばブロックチェーンを使って、「このコメはどの田んぼで作られ、どの農家が出荷したか」が記録されていれば、偽装のしようがない。
つまり、“コメ界の浮気防止アプリ” 。
たとえば、Gitでの履歴管理。
「この機能、誰が実装した?」
「どこでバグが入った?」
「そもそもこの仕様、誰が決めた!?」(←だいたい自分)
って時、履歴がなかったらプロジェクト炎上確定です。
システム障害の原因調査なんて、まさに「技術版・浮気調査」。
トレーサビリティ って、単なる業務プロセス管理じゃないんです。
人に安心を届け、問題の原因を突き止め、未来のトラブルを未然に防ぐ。
それって、まさに探偵の使命そのもの。
だから、もしあなたが今
「なんだか仕事がうまくいかないなあ」って思っていたら、こう言いたい。
“過去をたどれていますか?” と。
過去をたどれれば、未来が見える。
コードの履歴も、物流の動線も、恋の行方も――
全部、トレーサビリティで救えるかもしれません(※恋は無理かも)。
以上、「元・探偵が語る、トレーサビリティ」でした!
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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