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中平コラムSeries100:Salesforceのフローがまた爆発したので、三か条を作りましたって話

作成者: 中平裕貴|2025年06月25日

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

 

 

記念すべき、シリーズ100記事目!

今回は、「Salesforceにおける3つの掟」についてのお話です。

 

 

ピコンッ、SalesforceのSlack通知が鳴る。

「レコード更新に失敗しました」

 

はい出たーーー!!

 

……またフロー事故ですか。そうですか。

 

 

フローは “便利な爆弾” である

Salesforceのフロー、めちゃくちゃ便利。

コード書かずにいろいろ自動化できるし、画面上で組めるし、承認もいける。

 

でも、ちょっとミスると即爆発。

こっちは「自動で楽にしたいな〜」って思って作ってるのに、気づいたら

 

  • ループ地獄
  • 件ミスで全レコード更新
  • 自分にだけ届かないメール通知

 

そう、もはやそれは無限フロー地獄編。

 

 

そこで僕は「三か条」を定めました

事故るたびに「ごめんなさいSlack」を打ち、ログを漁ってなぜか1人だけ深夜のデバッグ。

そんな日々に終止符を打つため、僕は 三か条 を定めました。

 

①「絶対に “誰のためか” を忘れるな」

フローを組むとき、まず考えるのはこれ。

 

これは誰のための自動化か?

営業のため?サポートのため?それとも未来の自分のため?

誰のためかがブレると、絶対に項目が足りないとか、処理が足りないとか、どっかで「え、これ誰向け?」ってなる。

 

だから、最初に決める。「このフローは〇〇さんが幸せになるためのものです」

 

②「変数の名に “愛” を込めよ」

変数名が「rec」「temp」「value2」になった瞬間、それはもはや自爆装置。

 

未来の自分が見たときに泣くから。

だいたい事故るときって、 “value2” が 何を指してるのかをわかっていない からなんですよ。

 

変数名には、愛と具体性を込めましょう。

 

例)

・customerId

・isOverdue

・approvalStage

 

③「怖いときは、まずクローン。何かあったらすぐ元のバージョンへ」

本番のフロー、いじるの怖い。
でも「ちょっとだけ直したい」「ちょっとだけ足したい」

だったら、まずは クローン (複製)
安心できる“砂場”で爆破するなら、まだマシ。
エラーでSlackが赤く染まっても、元のバージョンに戻して落ち着いて向き合いましょう

 

 

結論:フローは愛。愛がないとすぐ壊れる。

Salesforceのフローって、手軽で、自由で、優秀で、でも繊細。

ちょっとしたことですぐ怒る。

 

でも、“誰かを助ける仕組み” として扱えば、めっちゃ頼れる仲間にもなる。

 

事故るたびに自分の未熟さを知る。

でもその度にちょっとずつ、フローと仲良くなれる。

 

 

まとめ

Salesforceのフローに泣かされてきた、全ての人へ。

 

大丈夫、あなたは一人じゃない。

 

この三か条を胸に、今日も “爆発しないフロー” を祈りながら、一緒に進んでいきましょう。

 

 

 

 

 

著者情報


 

中平 裕貴(Yuki Nakahira)

株式会社エスワイシステム 関東事業本部

関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

 

『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

 

エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。

 

🛠 技術領域

アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、

📈 事業・営業経験

SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

🏗 組織マネジメント

リーダー育成、組織改革、チームビルディング

 

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