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中平コラムSeries115:俺たち、ひとりで全部できると思ってたって話

作成者: 中平裕貴|2025年07月14日

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

 

 

昔の俺に一言言いたい。

 

「ひとりで全部やるの、ムリやぞ」って。

 

いや、言いたいというか、当時の俺に拳で語りかけたい。(たぶん殴り返されるけど)

 

 

「俺がやる」「俺が決める」「俺が責任取る(風)」期

最初の頃って、全部ひとりでやりたくなっちゃうんですよね。

企画も提案も開発も、できるだけ自分でやった方が早いし、正確だし、安心だし…。

 

で、ついには...

 

「俺がAWSも建てます!」

「あとNotionも整備しておきます!」

「Xの投稿?やりますよ!ブログも書きますから!ていうか…お昼ご飯も配達しましょうか?」

 

みたいな状況に。

 

おかしいな。俺、なんの職種だっけ?

 

 

餅は餅屋、VPCはインフラ屋

最近の案件って、もう全部  “セット” になってるんです。

 

  • アプリだけじゃなくてインフラも
  • 業務要件だけじゃなくてセキュリティも
  • 「PoCだけです」って言われたのに本番構築まであるじゃん!

 

もうこれ、ラーメン頼んだらご飯と餃子と皿うどんまでついてきたみたいな感じ。

しかもそれ、ひとりで食べきれます?って話。

 

 

というわけで、「足りなさ」が未来を呼ぶ

最近ようやく気づいたんです。

 

自分に足りないものって、恥じゃなくて 接続ポイント” なんだなって。

 

俺がアプリ側をやることで、

インフラの人と話すようになって、

その人から物流業の知識が出てきて、

「物流って実は…」みたいなトリビアを聞いて、

そこからまた別のアイデアが生まれる。

 

まるでカレーを食べてたら突然チャイを出されたみたいな、味変がある。

 

チームってつまり、

「自分にないものを持ってる人」と繋がる仕組み なんですね。

 

 

自分の“得意”でチームに参加することの尊さ

我々グループ会社群は、それぞれ 得意な業種 が違うんです。

公共、医療、流通、映像、製造…。

プロレス団体でいえば「異種格闘技戦」状態。

 

その中で、「うち、この分野いけます」って言えるのが、めちゃくちゃ頼もしい。

もう“俺が全部やります”の時代じゃない。

 

「お前がそれ得意なら、任せた!」が言えるチームこそ最強。

 

 

まとめ:俺は「全部できる人」になりたかったけど…

最近は「全部できないからこそ、いいチームができる」って実感してます。

 

足りないから声をかける。

足りないから助けてもらう。

足りないから一緒に笑える。

 

そうやって、仕事の 余白” に、未来は生まれるのかもしれません。

 

 

 

 

 

著者情報


 

中平 裕貴(Yuki Nakahira)

株式会社エスワイシステム 関東事業本部

関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

 

『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

 

エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WANT TO」で動ける社会を目指す。

 

🛠 技術領域

アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、

📈 事業・営業経験

SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

🏗 組織マネジメント

リーダー育成、組織改革、チームビルディング

 

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