中平コラムSeries115:俺たち、ひとりで全部できると思ってたって話
「全部自分でやったほうが早い」って思ってた頃の俺に言いたい。チームは “補い合うもの” 。足りない部分があるから、奇跡が起きる。

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
昔の俺に一言言いたい。
「ひとりで全部やるの、ムリやぞ」って。
いや、言いたいというか、当時の俺に拳で語りかけたい。(たぶん殴り返されるけど)
「俺がやる」「俺が決める」「俺が責任取る(風)」期
最初の頃って、全部ひとりでやりたくなっちゃうんですよね。
企画も提案も開発も、できるだけ自分でやった方が早いし、正確だし、安心だし…。
で、ついには...
「俺がAWSも建てます!」
「あとNotionも整備しておきます!」
「Xの投稿?やりますよ!ブログも書きますから!ていうか…お昼ご飯も配達しましょうか?」
みたいな状況に。
おかしいな。俺、なんの職種だっけ?
餅は餅屋、VPCはインフラ屋
最近の案件って、もう全部 “セット” になってるんです。
- アプリだけじゃなくてインフラも
- 業務要件だけじゃなくてセキュリティも
- 「PoCだけです」って言われたのに本番構築まであるじゃん!
もうこれ、ラーメン頼んだらご飯と餃子と皿うどんまでついてきたみたいな感じ。
しかもそれ、ひとりで食べきれます?って話。
というわけで、「足りなさ」が未来を呼ぶ
最近ようやく気づいたんです。
自分に足りないものって、恥じゃなくて “接続ポイント” なんだなって。
俺がアプリ側をやることで、
インフラの人と話すようになって、
その人から物流業の知識が出てきて、
「物流って実は…」みたいなトリビアを聞いて、
そこからまた別のアイデアが生まれる。
まるでカレーを食べてたら突然チャイを出されたみたいな、味変がある。
チームってつまり、
「自分にないものを持ってる人」と繋がる仕組み なんですね。
自分の“得意”でチームに参加することの尊さ
我々グループ会社群は、それぞれ 得意な業種 が違うんです。
公共、医療、流通、映像、製造…。
プロレス団体でいえば「異種格闘技戦」状態。
その中で、「うち、この分野いけます」って言えるのが、めちゃくちゃ頼もしい。
もう“俺が全部やります”の時代じゃない。
「お前がそれ得意なら、任せた!」が言えるチームこそ最強。
まとめ:俺は「全部できる人」になりたかったけど…
最近は「全部できないからこそ、いいチームができる」って実感してます。
足りないから声をかける。
足りないから助けてもらう。
足りないから一緒に笑える。
そうやって、仕事の “余白” に、未来は生まれるのかもしれません。
著者情報
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WANT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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