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中平コラムSeries121:“いい大学出たのに安月給”は、本当に不幸か?って話

作成者: 中平裕貴|2025年07月23日

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

 

今日、プロジェクトメンバーのSさんがちょっとだけ怒っていた。

普段は「氷の微笑」みたいな表情で仕事をこなす人なのに、
今日はほんのり眉間にシワ。珍しいな、と思ってたら、

まったく失礼なやつがいてさ」って、ファイル閉じながらプンスカしてた。

えっ、Sさんが“そんなトーン”で話すってことは、相当だぞ……。
つい反射的に聞いてしまった。

「どうしたの?Excelの数式にでも裏切られた?」

 

なんと――

 

なんでそんなにいい大学出たのに、そんなに低い年収で働いてるの?
って、友達に言われたらしい。

うーん。
まぁ、たしかに“正論”っちゃ正論かもしれない。

Sさんは中国の、もう“ガチの名門”出身で、
誰が聞いても「おおっ…」ってなる学歴を持ってる。

その上で、今は僕らのようなものづくりITで、割と泥臭い現場仕事をやってくれてる。
確かに「想定年収」みたいなやつで言うと、もっと稼げる選択肢はあったのかもしれない。

でもね。
そういう話を聞くたびに、ふと思うんですよ。

人の幸せって、年収なんだっけ?

もちろん、お金は大事。
家族も守りたいし、老後だって怖いし。
ぼくも今、「10億の受注」目指して、現実ドリブンに働いてます。がっつり。

 

 

でも一方で――

 

目の前の仕事に夢中になってる人とか、
誰かのために汗をかいてる人とか、
「これ自分がやらなきゃダメだな」って踏ん張ってる人って、
だいたい、年収の話しないんですよね。

たとえば僕なんて高卒です。
大学?受験すらしてません。

そんな僕からしたら、Sさんみたいな人の話は、もう“天上人”の世界ですよ。

ただ、それでも今、一緒に並んで仕事してて、
この人と働けてよかった」って、心から思う。

年収の話をする人より、
誰と、どんな想いで、どこを目指してるか”を話す人のほうが、
やっぱり僕は好きだな。

 

 

それにしても

 

人に年収聞いて「そんなに安いの?」って言える人って、
逆に、めっちゃ安い自己肯定感で生きてそうで心配になるよね。
(…ってSさんはたぶん思ってないけど、僕が勝手に思いました)

 

 

まとめ

 

自分の幸せは、他人のモノサシじゃ測れない。
Sさん、今日もかっこよかったです。

昨日も、直近で最大規模受注額のプロジェクトの判定会でPMを担当するSさんが、
自信しかないです」って言い切ってた。

 

しびれるぅ~

 

著者情報


 

中平 裕貴(Yuki Nakahira)

株式会社エスワイシステム 関東事業本部

関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

 

『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

 

エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WANT TO」で動ける社会を目指す。

 

🛠 技術領域

アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、

📈 事業・営業経験

SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

🏗 組織マネジメント

リーダー育成、組織改革、チームビルディング

 

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