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中平コラムSeries122:Notionで世界を制したはずなのに、隣の席に勝てないって話

作成者: 中平裕貴|2025年07月24日

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

 

複数のプロジェクトを抱えてると、ある瞬間からこうなります。
「いま、何が重要なんだっけ?」
「資料、どこに置いたっけ?」
「ていうか、誰に伝えたんだっけ?」

GoogleDrive、Dropbox、Slack、Chatwork、Teams、Backlog、GitHub…
気づけば、自分の情報が“アベンジャーズ”みたいなバラバラっぷりで存在していて、呼んでも来ないし、誰も助けてくれない。

しかも、僕にはSNSもある。X(旧Twitter)に1日3投稿して、ネタを探して、返信もして…って、もう何屋さんなのかわからなくなる。

 

 

そこで、Notion。

 

僕は決意したんです。
全部、Notionで一元管理してやる」と。

AIで自動記録される日報、各プロジェクトごとのページ、Slack連携、MCP(My ChatGPT Plugin)での自動入力。
“Notionダッシュボード”を自作して、気分はもう近未来のプロジェクトマネージャー。
全部の情報がひと目で見える。しかもかっこいい。

正直、かなり満足しました。
おれつぇぇ感満載。

 

 

でも結局、一番効いたのは「視界にいる人」だった。

 

でも、気づいたんです。
最近、なんか滞ってるな」と思った案件が、隣の席のメンバーとちょっと話しただけで進むんですよ。

あ、それ、今週やりますね
共有しますよ、今出します

──はやっ!!

Notionの中で10分かけて気づくことも、
となりの人の“チラ見え進捗”で一瞬で分かる。

 

 

デジタル × アナログのバランス

 

ツールで整えることは大事。Notion、MCP、Slack、全部必要。
でも、やっぱり“人間の視界”ってすごい。

・顔色でなんとなく分かる
・僕がちかづくと目をそらす
・席の離れ方で気づける
・小声の独り言で問題を察知

こういうの、ツールでは拾えない。

 

 

結論:Notionは整備、進捗は隣から。

 

全部Notionに集約しました
──それはそれで大事。やりがいも達成感もある。

でも、最後に背中を押してくれるのは、チームの“気配”だったりする。
技術も整備も大好きだけど、
なんか気になって声かけました」ってやつが、結局いちばん強いんです。

 

 

著者情報


 

中平 裕貴(Yuki Nakahira)

株式会社エスワイシステム 関東事業本部

関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

 

『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

 

エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WANT TO」で動ける社会を目指す。

 

🛠 技術領域

アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、

📈 事業・営業経験

SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

🏗 組織マネジメント

リーダー育成、組織改革、チームビルディング

 

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