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中平コラムSeries8:AIでデータ分析を自動化する話

作成者: 中平裕貴|2025年02月06日

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

前回のコラムでは、Pythonを使ってiPhoneのヘルスケアデータを分析し、

  • 歩数の推移を可視化

  • 曜日ごとの違いを分析

  • 移動距離との相関を調査


という結果を紹介しました。

中平コラムSeries6:データ分析で行動を最適化する

 

この分析では、木曜日に最も歩数が多く、金曜日に歩数が最も少ない という興味深い事実が判明しました。

 

しかし、Pythonによるデータ分析には、プログラミングの知識が必要であり、

「もっと簡単にデータを活用できないか?」

という疑問も残りました。

 

そこで今回は、AIを使った自動的なデータ分析 に挑戦してみました!

 

 

AIで歩数データを分析した結果

今回のAI分析では、Pythonを使わずに、AIが自動でデータを解析 しました。

 

その結果、

  • 木曜日に最も歩く(平均14,672歩)

  • 金曜日に最も歩かない(平均11,961歩)


という傾向が、AIによって瞬時に判明しました。

さらに、AIの提案として

「金曜日の運動不足を補うため、通勤経路を変更するとよい」

というアドバイスが得られました。

 

Pythonでの分析結果と同じ結論にたどり着きましたが、AIを使うことで、より簡単に データの傾向を把握し、行動を変えられる という新たな可能性を感じました。

 

 

AIはどのように分析を行ったのか?

AIによるデータ分析の手順は以下の通りです。

 

  1. CSVファイルをAIにアップロード(chatGPT4o)

    • iPhoneのヘルスケアデータをCSV形式に変換し、AIに読み込ませました。

  2. AIが自動でデータの傾向を解析

    • 曜日ごとの歩数平均を算出し、最も歩く日と歩かない日を特定。

  3. 最適な行動プランを提案

    • AIが「金曜日の運動習慣を改善するための具体策」を提示。

 

このプロセスにより、Pythonのコードを書くことなく、数分でデータの傾向を把握してくれました。さらにPythonではたどり着かなかった、行動改善のアドバイスをAIからうけることができました。

 

 

Python分析 vs AI分析の違い

 

比較項目 Python分析 AI分析
難易度 高い(プログラミングが必要) 低い(データを渡すだけ)
スピード 数時間かかる 数分で結果が出る
自由度 高い(カスタマイズ可能) 低い(AIの提案に依存)

 

結論:AIを活用することで、誰でも簡単にデータ分析が可能!

 

 

最後に

AIを活用すると何が変わるのか

  1. 専門知識が不要

    → AIにデータを渡すだけで、自動的に分析結果を出力

  2. データから「最適な行動プラン」を提案

    → 「金曜日の運動習慣を変えたほうがいい」など具体的なアドバイスが得られる

  3. ビジネスや健康管理にも応用可能

    → 企業のデータ分析、マーケティング、営業戦略にも活かせる

 

うーん、金曜日の歩数が少ない理由は…やはり疲れているからかな。

そろそろ新大橋経由ではなく、両国橋経由の通勤ルートにかえようかしら?

 

 

 

 

著者情報


 

中平 裕貴(Yuki Nakahira)

株式会社エスワイシステム 関東事業本部

関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

 

 

『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

 

エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

🛠 技術領域

アプリ開発、クラウド、データ分析、AI

📈 事業・営業経験

SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

🏗 組織マネジメント

リーダー育成、組織改革、チームビルディング

 

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