中平コラムSeries92:運動会は楽しかったはずなのに少し憂鬱だったって話
あんなに盛り上がった運動会。だけど僕は、どこか取り残されたような気分だった。そんな “リーダーの孤独” とどう向き合うかについて語る。

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
3作にわたり続いている運動会シリーズ。
今回はちょっとトーンを変えて、運動会中の “僕の本当の気持ち” について、正直に書いてみようと思います。
200人が笑っていた、のに
SYSホールディングスグループ合同の運動会。
200人以上が集まり、声を出し、体を動かし、笑い合い、ハイタッチが飛び交った一日でした。
それを見て、「良い場になったな」と本気で思ってました。
でも、その “笑い合いの輪” に、自分が完全に入り込めていない感覚も、実はあったんです。
幹事という“主役不在の役”
僕は幹事の一人。
とはいえ、当日は全体司会でも競技の花形でもなく、「幹事管理者 & 締め担当」というポジション。
言ってしまえば、見てる係。
そういう裏方も大事ってこともわかってる。
でもどこかで、「俺、今日この場で何者なんだろう?」と思ってる自分もいたんです。
“中心でないと満たされない自分”が、顔を出す
リーダーって、「チームの成功が自分の喜び」みたいな顔してますけど、
本音では「やっぱり自分も目立ちたい」って思う生き物だったりします。
僕も、自分が何かを仕掛けて、感謝されて、注目されて、拍手されて──
そういう瞬間に満たされるタイプなんだなと、改めて感じました。
活躍の舞台は、誰かのために作る。でも本音は…
僕は、「活躍する人のためにどんどん舞台をつくる」ということが大切だと思って、仕事をしてきました。
そしてこの半年、そういう動きをしてきたつもりです。
- 次の世代にスポットライトを当てたい
- 仲間が輝く場面を増やしたい
- 組織全体が盛り上がる“土台”になりたい
でも──
やっぱり、「自分も舞台に立って、輝きたい」と思ってしまうんです。
裏方を楽しめる自分と主役を欲しがる自分が、同時にいる。
周りが輝いていたからこそ、モヤモヤした
- 全力で走る人
- 笑顔で応援する人
- 賞をとって喜ぶ人
- 盛り上げ番長で目立ってた人
…それを、ちょっと遠くから見ていた僕。
「ああ、俺は “見てただけ” で終わってしまったな」と。
それでも、「みんなが輝いているのが嬉しい」と思う自分もいる
矛盾してますよね。
“自分が主役じゃないのが寂しい” と同時に、
“自分が主役じゃないことでみんなが輝いているのが嬉しい”とも思ってる。
このふたつの気持ちを同時に持ってること自体が、
面白くて少し笑えてきたりもしました。
憂鬱は、誇りの裏返しなのかもしれない
たぶん、「うまくいってよかったな」と思うほど、「自分は何をしたんだっけ?」という問いが浮かぶ。
それは、ちゃんと関わりたかった証拠であり、
“自分が輝いてこそ、誰かを輝かせられる” と信じてる証でもある。
だから、また挑む
今回、ちょっと憂鬱でした。
それは本当です。
でも、そんな気持ちを味わったからこそ、
次は「自分も燃えられる場を、自分で作ろう」と、強く思いました。
スポットライトの下にいることが、正義じゃない。
でも、そこに立ってみないとわからないことが、確かにある。
というわけで、次の社内イベント、
司会やろうかな。綱引きの実況とか。
それで満足できなかったら──
筋トレ耐久、出ます。ガチで。
以上、“ちょっと憂鬱な運動会” 回でした。
きっとこの感情もまた、「チームの物語」の一部なのだと思います。
著者情報
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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