本事例のポイント
大手総合電機メーカー様では業務用空調機器の製造販売を行っており、全国の小中学校に納入した空調機器の効率的な保守メンテナンスを行うため、遠隔監視サービスを提供することになりました。
このサービスは空調機の稼働状況をチェックする機器(アダプター)からデータを送信、遠隔監視センターにて監視、異常を検知した際はメンテナンス部門に指令を出して、24時間365日で対応を行っております。
当社及び当グループ会社では、この遠隔監視システムやユーザーやメンテナンス部門が運転状況や点検履歴などを確認できるWEBアプリなどを構築し、お客様のサービスを共に支えている事例となります。
導入前の課題 |
・空調機器の故障対応などは、お客様の問い合わせを元に都度対応をしており、対応に多くの時間とコストが必要となっていた |
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課題解決の効果 |
・空調機器の運転状況を遠隔で監視できるようになり、お客様に能動的な保守メンテナンスサービスを提供することが可能となった |
・保守メンテナンスを当サービスに集約することで、予防保全、顧客満足度向上、コスト削減を実現した |
背景・課題
受動的な対応となっており、多くの時間と手間が掛かっていた
遠隔監視サービスの導入前には、空調機器のトラブル対応が遅れ、予防保全が不足していたため、突発的な故障が頻発していました。
また、エネルギー効率が低く、空調機器の無駄な運転が多かったことから、エネルギーコストも高くなっていました。
このような課題に加え、空調機器の運転時間や点検履歴の手動管理には多くの時間と手間がかかり、迅速な対応が困難となっていました。
解決策と効果
遠隔監視サービスで総合的な解決を実現
上記の様々な課題を解決するために遠隔監視サービスの導入が検討されました。このサービスの導入により、早期復旧、予防保全、省エネサポート、WEBレポート閲覧などのメリットが得られ、業務効率の向上やコスト削減が期待されました。
当社及び当グループ会社ではお客様と共に、この遠隔監視システムやユーザーやメンテナンス部門が運転状況や点検履歴などを確認できるWEBアプリの構築を致しました。これにより遠隔監視サービスによる迅速対応・サポートでユーザーに安心をお届けしております。
<当社構築システム>
・遠隔監視システム、お客様WEBサイト
・空調機モニタリングソフト、アダプター初期設定ソフト、等
今後の展望
業務拡大に備え、更なる予防保全・効率化の追求
大手総合電機メーカー様では今後、業務用空調機の導入台数を大幅に増加する事業計画を立てております。
これにより、今後は大量データにも耐えうるシステム導入が必要となっており、更なるシステム刷新も予定しております。
当社及び当グループ会社では既存システムの開発や運用保守で培った知見を活かし、お客様と共に検討段階から要件定義を支援し、クラウド化やデータ集計のBI活用など、より良いサービスを提供できるようなアーキテクチャ提案を行い、実現していきたいと考えております。