中平コラムSeries15:Luma AIで3Dスキャン!ビジネスでの活用はアリ?という話

Luma AIを使ってApple Watchのバンドを3Dスキャン!ECやBtoBビジネスでの活用はアリなのか?

  • お問い合わせ
  • こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

    最近、スマホ1台で簡単に3Dスキャンができる技術が進化しており、特に「Luma AI」はその中でも注目のツールです。

    今回は、Apple Watchを3Dスキャンし、ECサイトやビジネスでの活用が可能か検証してみました!

     

     

    📌 Luma AIとは?

    Luma AIは、スマホのカメラを使って手軽に3Dモデルを作成できるAIツール です。

     

    Luma AIの特徴

    スマホだけで3Dスキャンが可能(iPhone推奨)
    ✅ 複数のフォーマット(GLTF, OBJ, USDZ など)でエクスポート可能
    ✅ クラウド上で3Dモデルを管理・共有できる
    ✅ ECサイト・AR/VR・ゲーム開発などに活用可能

     

    ECサイトの商品ページに3Dモデルを導入すれば、ユーザーが商品を360°自由に回転 できるようになり、より詳細なイメージを伝えられます。
    特に腕時計やアクセサリー、スニーカーなど、ディテールが重要な商品には最適です。

     

     

    📌 Apple Watchバンドを3Dスキャンしてみた!

    今回、Apple WatchをLuma AIでスキャンし、どれだけリアルな3Dモデルが作成できるのか試してみました。

     

    🛠 スキャン手順

    1. Apple Watchの机に置く
      • 背景はなるべくシンプルな色(白・黒など)にする

    2. スマホのカメラで360°撮影
      • 上から、横から、斜めからと色々な角度で撮影
      • 明るい場所で撮影し、影が少なくなるように調整

    3. Luma AIが自動で3Dモデルを生成!
      • 数分待つと、クラウド上に3Dモデルが完成

     

     

    📌 3Dモデルの出来栄え

    Luma AI を用いて、実際に作成した3Dモデルはこちら(ちょっと失敗した)👇
    👉 [Apple Watchの3Dモデル]

    ✅ 良かった点

    • バンドの形状はかなりリアルに再現された
    • 3Dビューで回転させると立体感がしっかり出る
    • ECサイトの商品画像として使えそう

     

    ❌ 改善点

    • 光の反射が強すぎると表面のディテールがぼやける
    • 背景に色があると認識がズレることがある

     


    📌 ECビジネスでの活用を考える

    ここで気になるのは、「ECサイトの運営にLuma AIのような3Dスキャン技術は本当に使えるのか?」という視点です。
    3Dスキャン技術が発展しているとはいえ、ECサイトに導入するにはいくつかの課題があります。

     

    1. EC運営側の負担が大きい

    ✅ ECサイトの商品登録では、写真撮影・編集・登録 に膨大な時間をかけている

    ✅ 「3Dモデルを作るために動画を撮影する」というのは、EC運営者にとって負担が大きすぎる

    ✅ 実際に導入するとなると、「動画撮影&スキャン作業のための工数」がネックになる

     

    つまり、EC運営者が求めているのは 「スマホで動画を撮って3D化する技術」ではなく、「すでにある商品画像からAIが自動で3D化してくれる技術」 ではないか?ということです

     

     

    今後、ECサイトで本当に求められる3D技術とは?

    💡 もし、Luma AIのような3D技術が「静止画から3D化できるAI」に進化すれば、多くのECサイトが導入を検討するのでは?

     

    例えば、
    ECサイトの商品画像(既存の2D写真)をAIが自動で3D化
    運営者は撮影負担なしで、手軽に3D商品ページを作れる
    メタバース・ARショッピング・AIによるパーソナライズにも応用可能

     

    こうした技術が実現すれば、EC市場における3D活用は一気に普及する可能性があると感じています。

    今あるものはほとんど変えることなく、商品紹介ページに置きさえすればそのページ内の商品画像を高品質な3Dモデルにしてくれる。

    そんな技術があれば最高ですね。

     

     

    まとめ

    📌 Luma AIは、3Dスキャン技術として優秀だが、EC導入には「動画撮影の手間」という課題がある。
    📌 今後、静止画から自動で3D化する技術が実現すれば、EC市場での普及が進むかもしれない!
    📌 この課題を解決する新しい技術が求められている。

     

     

     

     

    著者情報


    IMG_4003

     

    中平 裕貴(Yuki Nakahira)

    株式会社エスワイシステム 関東事業本部

    関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

     

     

    『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

     

    エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

    エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

    🛠 技術領域

    アプリ開発、クラウド、データ分析、AI

    📈 事業・営業経験

    SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

    🏗 組織マネジメント

    リーダー育成、組織改革、チームビルディング

     

    📩 お問い合わせ・お仕事のご相談は以下から!

     

    人気の記事

     

     

    お問い合わせ

    • TEL

      03-5642-0033

    【受付時間】平日 9:00~18:00