
本事例のポイント
長年に渡り業務アウトソーシングやマネージドサービスに携わってきた当社は、情報システム部様の業務課題の関心事に深い理解を持っております。
情報システム部のお客様の本来業務は企画や開発、戦略的なDX施策の策定と実行です。その中で、ビジネス部門の活動を止めないためにもクリティカルでありながらルーチンとなっている業務をどうアウトソーシングし、本来業務に傾注するかは共通の課題となっております。
この事例ではITデバイスのLCMという、どの企業でも存在する業務をワンストップでBPO受託した事例となります。
導入前の課題 |
・社員が約2万人、店舗数が約250という大手流通小売業を営んでおり、約10,000台のITデバイスの管理運用に苦慮していた |
・ITスキル有する人材不足もあり、トラブル発生時の対応に追われることが多かった |
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課題解決の効果 |
・ITデバイスのライフサイクルを一元管理できる業務フローを再構築し運用効率化を実現した |
・当該ITデバイスの運用に関する業務領域全般をBPOとして受託し、長年に渡りワンストップサービスで業務を継続支援中 |
背景・課題
企業成長による業務の複雑化
お客様は企業の成長に伴いITインフラも同様に拡大していたため、管理運用の難易度が上昇しました。
また、ITの進歩に伴い人材育成の面でも課題も抱えており、 ITスキルを持つ人材の育成や確保が追いつかず、管理運用体制が十分に整えられないという課題を抱えていた。
更に、トラブル発生時に迅速に対応できる運用体制も整っていなかったため、現場の負担が増大し、顧客満足度にも影響が出る問題を抱えていました。
これらの背景と経緯を踏まえ、ITデバイスの管理運用の効率化と、ITスキルを持つ人材の確保・育成が必要となった。
解決策と効果
コンサルタントから運用保守まで、ワンストップで業務BPOとしてチーム支援
業務コンサルティングで業務プロセスの見直しを行い、PC、スマートフォン、タブレット等のITデバイスの運用をトータル支援できる業務フローを整備した。
業務BPOとしてデバイスの物理的な保守はもちろん、ソフトウェア上のトラブルもインシデント受付(L1)から障害切り分けと対処(L2)、その後のビジネス上の調整(L3)までを約6名の専門サポートチームでワンストップで支援、マニュアル作成から人材の育成も含めてサポートを実施。
お客様はITデバイスに関するトラブルが迅速に解消され、社員のみなさまも本業に注力することが可能となり、ITデバイス運用の理解も深めて頂くことが出来た。
今後の展望
BPO業務領域の拡大
業務コンサルティングで整備した業務領域だけでなく、長年の支援で得た信頼関係を元にその他の業務領域への横展開支援も始めております。
一例として、定常業務運用としての各種アカウントやソフトウェア配信なども、Microsoft365の領域を主に担当をしております。
今後もお客様のビジネス課題を解決するために、幅広い領域でご支援をさせて頂きます。