
本事例のポイント
全国で約500店舗を展開している某物流業者様は、国内に2か所物流センターを開設し、これまで物流機能を維持してきました。
そんな中、当社参画のプロジェクトにて物流体制の見直しをおこない、倉庫システムをリニューアル。
予防保全、設備能力向上、節電を同時に実現しました。
導入前の課題 |
・従来のシステムは、ハードウェアの交換部品/保証がなく、継続運用が困難になるのが予想されていた |
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課題解決の効果 |
・最新のハードウェアを導入し、従来のシステムを一新する事でサステナビリティを実現した |
・システム全体をWEB化することによって ユーザビリティの向上を実現した |
背景・課題
予防保全の観点から物流システムの見直しへ
顧客である某物流業者様は全国で約500店舗を展開しており、同社は物流拠点を国内に2か所開設しました。
両拠点とも、同じ物流システムを採用、同じアイテムを在庫しており、これまで物流サービスレベルを均一に保ってきました。
どちらかの物流センター付近で大規模災害が起こった場合は、もう一方が本来より物流サービスの対応範囲を拡大することに
よって物流機能を維持してきました。
物流センターの稼働から15年が経過し、同社は使用中の設備故障を防ぐ予防保全の観点から物流体制の見直しを始めました。
稼働から20年を目安として、既存2拠点の施設・設備は保ったままで物流システムを全面的に更新することになりました。
解決策と効果
持続可能なシステムの再構築
西日本では、自動倉庫用クレーン6台、総数6,840の棚を効率良く入出庫します。
24時間連続稼働を実現するUNIXシステムであり、今回はSolarisをAIXへのコンバージョン及び、コンピュータ機器類の総合リニューアルを実施しました。
物流システムのリニューアルにより費用を抑えつつ、長期間、安心して使い続けられるようになりました。
新規導入に比べて設備投資の費用を抑えられた上、設備更新により従来発生していた入出庫のトラブルが解消。
また、高速搬送台車の能力アップにより、処理能力を落とさずに従来の15台から13台に削減できるようになるなど、設備能力が向上しました。さらに、ソーターやピッキングシステムなども更新したことで、センター全体の消費電力は従来と比べて3割程度削減できました。
今後の展望
予防保全・効率化へのさらなる追求
今後もシステムの安定稼働を支えるべく、システムの継続サポートを行います。
また、2025年2月には東日本での総合リニューアルも実施予定です。
当社は今後もより多くの業務をこなし、信頼を得られるように引き続き尽力して参ります。