
本事例のポイント
ICTサービス事業を営む当社顧客では、大手通信キャリア様にて利用されるシステムの開発を手掛けております。その中で携帯ショップにて利用されるPOSシステムがあり、当社ではこのPOSシステムの開発と維持保守をご支援させて頂いております。
本投稿はこの通信キャリア様の携帯ショップ向けのPOSシステム開発支援についてのご紹介記事です。
導入前の課題 |
・定期維持開発でやることはあるが多くのコストが割けない |
・品質問題が複数発生 |
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課題解決の効果 |
・定期的な技術者ローテーションでコストを維持 |
・厳格なレビューで品質向上 |
背景・課題
POSシステム定期メンテナンスへのコスト問題
ICTサービス事業を営む当社顧客では、携帯ショップ向けPOSシステムに対し、定期的な機能改善・不具合改修を実施しておりました。
上記について、年間予算が確保されているが、維持開発ということもあり「作業はあるがそこまで多くのコストを割くことができない」という課題がありました。
解決策と効果
定期的な「技術者ローテーション」による安定した品質担保
2017年より別ベンダー様のPM傘下として、弊社メンバーが参画させて頂きました。
最終的な判断は当PMの判断はあるものの、PL・メンバーは当社体制でチームを組み、実質的な運営は当社を主軸として運営し、顧客業務ノウハウの習得に務めて参りました。結果、別ベンダー様のアンダーではあるものの、当社PLの裁量で要員選定まで調整させて頂けるだけの信頼を獲得致しました。
この信頼のもとで、コスト増加対策としてチーム内で品質を担保することを条件に、「定期的な技術者ローテーション」を実施して参りました。2023年12月に別ベンダー様が自社ビジネスの都合で商流を抜けられるとのお話があり、8年間チーム運営をしてきた当社に「ビジネスを引継がないか」と打診を頂き、当社は即答で受け、2024年4月より当社との直接取引が開始致しました。
別ベンダー様のアンダーで開発支援していた時代に培ったノウハウを活用し、2024年4月より今までPLを担当していたメンバーをPM、メンバーとして参画していた要員をPLとして選出し、新体制にて「当社メンバーのみでチームを運営」を実施し、より付加価値の高いサービスを提供できるよう、新体制にて運営を開始しております。
また、直接取引を開始したことで、本案件に限らず他案件でも提案依頼を頂き、チームで提案を開始し、更に取引を拡大し顧客に付加価値を届けることができております。
今後の展望
更なる提供価値の向上へ
2017年から8年培った通信キャリア様の携帯ショップ向けPOSシステム開発を支援し、培ったノウハウで2024年4月より当社PMを中心とした体制で支援を継続し、これからもお客様に価値の提供を継続します。
そして、上記体制は当社PMの裁量で要員選定ができるため、お客様の新規ビジネスに合わせ、柔軟に技術者ローテーションを実施することで、更なる提供価値向上を継続していけるよう善処致します。