
本事例のポイント
東海テレビ放送株式会社様(以下、東海テレビ放送様)にて放送されていたクイズ番組 「視聴者参加型生クイズ お茶の間アンサー!」にて視聴者がクイズに参加できるリアルタイム番組システムを提案・実現しました。
これにより、ユーザリクエスト処理を瞬間 200,000 アクセスまで処理できるようになり、放送中のクイズ解答・集計に至るまで安定した稼働を続け、番組を成功へと導きました。
導入前の課題 |
・番組放送へ向け超集中アクセスの中でも安定して稼働するアプリケーションが不可欠 |
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課題解決の効果 |
・AWS(Amazon Web Services)を活用したユーザリクエスト処理を瞬間 200,000 アクセスまで処理できるシステムの開発を実現 |
背景・課題
「視聴者」のリアルタイム番組参加による超集中アクセス
東海テレビ放送様にて2014年4月から毎週金曜日 19 : 00 にレギュラー放送されていたクイズ番組、
「視聴者参加型生クイズ お茶の間アンサー」は視聴者が番組内のクイズに対して携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの端末及びテレビの d ボタンを利用し、4択で解答するという当時にはなかった新しいコンセプトのクイズ番組です。
番組の放送へ向け、不特定多数の視聴者がリアルタイム参加することによって生じる超集中アクセスの中でも安定して稼働するアプリケーションの開発が不可欠でした。
解決策と効果
ユーザリクエストを瞬間 200,000 アクセスまで処理可能に
課題であった超集中アクセスの中でも安定して稼働するアプリケーションの開発を、当時、中部圏ではまだ活用事例の少なかった AWS (Amazon Web Services)を活用し、スケーラビリティへの対応と同時にコストを抑えつつ実現しました。この技術によりユーザリクエスト処理を、瞬間 200,000 アクセスまで処理できる高速なクイズ番組システムが完成しました。
事前エントリから、放送中のクイズ解答・集計に至るまで安定した稼働をし、この番組は新しい取り組みとして3回の試験放送を経て、毎週のレギュラー放送になりました。
システム構成図
今後の展望
高トラフィックソリューションを様々な分野へ
今回のソリューションモデルはこのリアルタイム番組システムだけでなく、オークションにおけるリアルタイム入札システムの実現や短期イベント管理システムなど活用されており、今後も集中アクセスが予想される多種多様な場面に活用されていくことが予測されます。
当社ではこれからもさまざまな顧客ニーズに合わせ、アプリケーションの開発及びクラウドを利用したインフラ構築を総合的にご提案し、実現していきます。
お客様情報
東海テレビ放送株式会社様
所在地:愛知県名古屋市東区東桜一丁目14番27
webURL:https://www.tokai-tv.com/index.html
事業内容:中京広域圏を放送対象地域とするテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者。
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