
本事例のポイント
某ワイン販売業者様は、世界800種類の中から自分にぴったりのワインと出会えるというコンセプトを持った独自の通販サイトを運営されています。この通販サイトでは、ユーザ自身がいくつかの質問に答えていくことによって、世界中のワインと自分自身のマッチ度が算出され、好みに応じてワインがレコメンドされるという画期的な機能を有しており、ワイン好きにピッタリな通販サイトとなっています。
当社は、このオンライン通販サイトの構築、および店舗で利用するアプリの開発保守を担当しました。
当社はこのプロジェクトにおいてアーキテクトの提案からお客様に対応させて頂き、これらのインフラはすべてAWSにて構築、バックエンドはPython、フロントエンドはReactを用い、開発手法はアジャイルで実施した事例です。
導入前の課題 |
・ワインの魅力を直接ユーザーに伝えることが出来ていない |
・通販サイトではワイン初心者の方にワイン購入のサポートができない |
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課題解決の効果 |
・新しいコンセプトのワインショップで広くユーザーにワインの魅力を感じて頂けるようになった |
・アプリ診断によりワイン初心者の方にも嗜好にあったワインをお薦め出来るようになった |
背景・課題
通販サイトではワイン検索しかできなかった
ワインユーザーは素人からプロまで幅広く存在しているが、オンライン通販サイトでは特定のワイン案内や販売しか実施できなかった。
今後よりワインの魅力を広く発信していくためには、オンライン上でのユーザー体験の向上と、リアル店舗でのユーザー体験も必要であるという議論となった。
単なるワインの購入するサイトではなく、初心者のユーザーには好みに合わせたワインをリコメンドしたり、コアユーザーには自分のワインを持ち込むBYO(Bring Your Own)体験を可能としたり、リアルとオンラインの両軸から新たな顧客体験とサービスを提供する必要があった。
解決策と効果
専用アプリでお客様のワインカルテを作成、新たな顧客体験を提供
お客様専用のワインカルテをつくってワイン診断。診断結果に基づいて独自分類の味わいタイプからレコメンド、さらに世界の800種類のワインとお客様のマッチ度の評価がわかるアプリを開発しました。
これにより、初心者ユーザーもコアユーザーも自身に合う1本を見つけることが出来るようになりました。
また、飲んだワインを評価すれば好みがさらにアップデートされ、自分の好みを追求することが出来るサービスを提供しました。
オンライン通販サイトでマッチ度の高いワインを購入してご自宅でくつろぎながら味わうもよし、提携する都内1,000店舗の飲食店に持ち込むBYO(Bring Your Own)ことも可能、店舗でも専用アプリを使ってその場で好みのワインを楽しむことが可能となった。
今後の展望
データ活用によるマーケティング強化
今後の取り組みとして、さらに多様な顧客層に対応するためのサービス拡充を目指します。
ワインは非常に奥深く、料理との相性などもあり、まだ知らない組み合わせが沢山あります。
パーソナライズド体験を深化するため、専用アプリをさらに進化させ、AIや機械学習を活用してお客様のワインカルテをより細かく分析・更新
することで、より精度の高いワインのリコメンドが可能となります。さらに、ワインの評価だけでなく、食事の好みや過去の購入履歴も考慮したリコメンデーションシステムを導入したいと考えております。
また、今後はアプリで収集したデータを活用し、ターゲットマーケティングを強化します。
ユーザーの嗜好や行動パターンを分析し、個々のユーザーに最適なプロモーションを実施することで、顧客満足度を向上させていきます。
これらの取り組みにより、単なるワイン購入サイトではなく、ワインを通じた新しいライフスタイルを提案するプラットフォームとして成長を目指します。ワイン愛好者がより豊かな体験を享受できるよう、リアルとオンラインの融合を進め、ワインの魅力を世界中に広げていきます。