
こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
今回は、“集中力” と “時間の使い方” についての話です。
最近ふと思うんですよね。
「なんで締切前だけ本気出せるんですかね?」
余裕があったはずなのに、なんとなく先延ばしにして、ギリギリになって急にスイッチが入る。
しかも不思議なことに、そういうときの方がクオリティ高かったりするんです(笑)
でも本当は、もっと余裕を持って進めたいし、毎日 “いい集中状態” で仕事や勉強に向き合いたい。
その “謎の集中力” の正体ってなんなんだろう?と思って調べたり、自分の働き方・学び方を振り返ったりしてみたら
そこには “ある種の呪術” のような仕組みが働いていたのです──。
ポモドーロ法って実は“呪術”っぽい
まず紹介したいのが「ポモドーロ・テクニック」。
時間管理術として有名な方法です。
やり方はとてもシンプル。
「25分集中 → 5分休憩」 を1セットにして、これを繰り返す。
つまり、タスクを “時間のブロック” に切り分けて処理していく感じです。
で、僕がこれを使っていて気づいたのは──
これは「時間を短くするための術式」ではなく、「休憩という“権利”を明示することで、集中を解放する呪術」なんだということ。
人間って「いつまでやればいいか分からない」と、どうしても集中できない。
でも「25分だけでOK」「あと2分で終わる」と思えば、自然とエネルギーが出てくる。
僕自身も、調べ物やブログ執筆のときにこの方法をよく使います。
時間が “枠” になることで、思考が動き出す感覚。
集中って、「やる気」よりも「枠の設計」の方がよっぽど大事なんだと実感しています。
パーキンソンの法則と“時間の膨張現象”
もうひとつ、よく使っている考え方が「パーキンソンの法則」です。
これは、「仕事は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則。
つまり、1週間もらったら1週間かかるし、同じ内容でも「1日しかない」と思ったら、なぜか1日で終わる。
これ、僕もめちゃくちゃ経験あります(笑)
「この資料、あと3日あるし余裕だな~」って油断してたら、3日丸々かかって結局バタバタになったり。
逆に「打ち合わせ1時間前に言われた提案書」、その場で全集中して、30分で書き上げて採用されたりする。
つまり、 “時間がある” ことは必ずしも良いことじゃない。
放っておくと、時間はどんどん膨張し、意志を溶かしていく。
だからこそ、時間には “フタ” をしておく必要がある。
それが “自分で決める締切” だったり、 “ポモドーロ” だったりするんです。
締切という“縛り”を味方にする術式
僕は「締切」にかなりこだわっています。
それは別に、仕事に追われてるわけじゃなくて、締切って “集中を起動するスイッチ” になるからです。
例えば、
-
「この資料、17:00までに一旦送る」
-
「このブログ、午前中に粗稿だけでも書く」
-
「この調査、25分×2セットで終わらせる」
──こうやって “決めた時間” を自分で作ると、勝手に脳がスイッチONになるんです。
「え、あと15分しかない!」ってなった途端、迷っていた要点がまとまり、手が動き始める。
この “自分で縛って、自分を解放する” 感じ。
これこそ、まさに時間に対する “呪術的アプローチ” だなと思うんです。
(ただ、スタート前にダラダラしちゃうって反動がある...)
まとめ:時間を使うな、時間を呪術化せよ
僕は最近、「時間をどう使うか」ではなく、「時間をどう“設計するか”」に集中しています。
時間はそのまま放っておくと、どんどん逃げていく。
やる気も、意志も、どこかへ消えていく。
でも、時間に “枠” や “制限” を与えてあげることで、脳が動き出し、集中が起動し、タスクが進む。
時間は、放っておくと呪いになる。
でも、設計すれば “呪術” に変わる。
ポモドーロ法も、締切も、集中力を才能にしなくてもいいための術式なんです。
僕はこれからも、「今日は何分で戦うか?」を問い続けながら、集中力という名の “領域展開” を続けていきたいと思います。
著者情報
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
📩 お問い合わせ・お仕事のご相談はこちらから↓
人気の記事