中平コラムSeries64:ラッキーかどうかは自分で決める─ケガから学んだチームバランスって話

ポジティブ思考と心配性の仲間たちが支える、"最強のチーム"の話を呪術廻戦っぽく語ります。

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  • こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。

     

     

    「これは、どんなラッキーだ?」

     

    先日、私はケガをした。

    友人宅のベランダに入ろうとしたとき、足を踏み外し、右足の親指を「グキッ」とやってしまったのだ。

     

    瞬間、激しい痛み。

    歩けないレベルで、指はあっという間に真っ黒になった。

     

    「これは……折れたかも?」

     

    普通なら、絶望してもおかしくない場面。

    しかし、私は生まれついての超ポジティブ人間だ。

     

    心の中に、こんな声が響いた。

     

    ──これは、どんなラッキーだ?

    ──何か立ち止まって考えろってことか?

     

    どこか直感的に、「これも何か意味がある」と受け取った。

    (我ながら、『呪術廻戦』で言えば七海建人に「現実を見ろ」と怒られそうな楽観だ。)

     

     

    社内メンバー Sさんの冷静なツッコミ

    その夜、黒ずんだ親指を見せながら、Sさんに話した。

     

    「いや~、これ何かのメッセージかな!」

     

    Sさんは、至極まっとうな表情で言った。

     

    「……早く病院に行ってください。」

    (正論。)

     

    結局、病院で診てもらった結果──

    骨は折れていなかった。

     

    ラッキー!!

     

     

    ポジティブ思考 vs プロジェクト破綻

    私は基本、何があっても

     

    「できるかもしれない」

    「いけるかもしれない」

    「なんとかなるかもしれない」

     

    という小さな可能性を拾いに行くタイプだ。

     

    困難な状況でも、光を見つけようとする。

     

    だが、プロジェクトマネジメントの世界では──

    これだけだと破綻する。

     

    楽観だけでは、現実を捻じ曲げられないのだ。

    (この辺も、呪術廻戦でいうなら「無理やりのゴリ押し領域展開は、すぐ破られる」みたいな話だろう。)

     

     

    チームはバランスでできている

    だから私は、自分の周りを心配性で固めている。

     

    私が、「これいけるんじゃない?」と言ったとき、

     

    仲間たちは

     

    「いや、これヤバいです」「リスク高すぎます」

     

    と、必死で心配し、穴という穴をふさいでくれる。

     

    ポジティブと心配性。

    アクセルとブレーキ。

     

    このでこぼこバランス」こそが、強いチームを作る。

     

    エスワイシステムの会長も、「好きなやつで回りを固めると長続きしない」とよく言っていた。

     

     

    デコボコの面白さ

    個人には、でっぱりがあり、引っ込みがある。

    長所と短所、光と影。

     

    それらが噛み合ったとき──

    「個」では絶対に出せない総合力が生まれる。

     

    まるで呪術師たちが、バラバラの術式を持ちながらも力を合わせて最強を目指すように。

     

    完璧じゃなくていい。

    でこぼこだから面白い。

    弱さがあるから強さが生まれる。

     

    私は今日も、そんな不完全な仲間たちと、小さなラッキーを拾いながら前に進んでいる。

     

     

    まとめ

    どんな出来事も、捉え方次第でラッキーになる。

     

    ポジティブだけではプロジェクトは破綻する。

     

    チームはバランスと総合力。でこぼこが強さになる。

     

    今日も、黒ずんだ親指を労わりながら、小さな奇跡に感謝している。

     

    ──あの日、ベランダで踏み外してよかった。

     

    たぶん、ね。

     

     

     

     

    著者情報


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    中平 裕貴(Yuki Nakahira)

    株式会社エスワイシステム 関東事業本部

    関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理

     

    『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』

     

    エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。

    エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。

    技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。

     

    🛠 技術領域

    アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、

    📈 事業・営業経験

    SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル

    🏗 組織マネジメント

    リーダー育成、組織改革、チームビルディング

     

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