
こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
「これは、どんなラッキーだ?」
先日、私はケガをした。
友人宅のベランダに入ろうとしたとき、足を踏み外し、右足の親指を「グキッ」とやってしまったのだ。
瞬間、激しい痛み。
歩けないレベルで、指はあっという間に真っ黒になった。
「これは……折れたかも?」
普通なら、絶望してもおかしくない場面。
しかし、私は生まれついての超ポジティブ人間だ。
心の中に、こんな声が響いた。
──これは、どんなラッキーだ?
──何か立ち止まって考えろってことか?
どこか直感的に、「これも何か意味がある」と受け取った。
(我ながら、『呪術廻戦』で言えば七海建人に「現実を見ろ」と怒られそうな楽観だ。)
社内メンバー Sさんの冷静なツッコミ
その夜、黒ずんだ親指を見せながら、Sさんに話した。
「いや~、これ何かのメッセージかな!」
Sさんは、至極まっとうな表情で言った。
「……早く病院に行ってください。」
(正論。)
結局、病院で診てもらった結果──
骨は折れていなかった。
ラッキー!!
ポジティブ思考 vs プロジェクト破綻
私は基本、何があっても
「できるかもしれない」
「いけるかもしれない」
「なんとかなるかもしれない」
という小さな可能性を拾いに行くタイプだ。
困難な状況でも、光を見つけようとする。
だが、プロジェクトマネジメントの世界では──
これだけだと破綻する。
楽観だけでは、現実を捻じ曲げられないのだ。
(この辺も、呪術廻戦でいうなら「無理やりのゴリ押し領域展開は、すぐ破られる」みたいな話だろう。)
チームはバランスでできている
だから私は、自分の周りを心配性で固めている。
私が、「これいけるんじゃない?」と言ったとき、
仲間たちは
「いや、これヤバいです」「リスク高すぎます」
と、必死で心配し、穴という穴をふさいでくれる。
ポジティブと心配性。
アクセルとブレーキ。
この「でこぼこバランス」こそが、強いチームを作る。
エスワイシステムの会長も、「好きなやつで回りを固めると長続きしない」とよく言っていた。
デコボコの面白さ
個人には、でっぱりがあり、引っ込みがある。
長所と短所、光と影。
それらが噛み合ったとき──
「個」では絶対に出せない総合力が生まれる。
まるで呪術師たちが、バラバラの術式を持ちながらも力を合わせて最強を目指すように。
完璧じゃなくていい。
でこぼこだから面白い。
弱さがあるから強さが生まれる。
私は今日も、そんな不完全な仲間たちと、小さなラッキーを拾いながら前に進んでいる。
まとめ
どんな出来事も、捉え方次第でラッキーになる。
ポジティブだけではプロジェクトは破綻する。
チームはバランスと総合力。でこぼこが強さになる。
今日も、黒ずんだ親指を労わりながら、小さな奇跡に感謝している。
──あの日、ベランダで踏み外してよかった。
たぶん、ね。
著者情報
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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