中平コラムSeries99:エンジニアやってたら、いつの間にか社長になり、今戻ってきたって話
経験して初めてわかった「仕組みの価値」と、Salesforceをいじっていて思い出した “あの感覚” を語ります。

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
「社長になろうと思ってなったんですか?」
ある日、後輩に真顔で聞かれた。
いやいや、全然そんなことない。
なりたかったわけでもないし、かっこいいこともしなかった。
流れに流されて、気づいたらなってた。それだけです。
そして今は、社長じゃありません。
現場に戻ってきました。
でも、この一連の流れで、僕の中で一番変わったのは “考え方” でした。
僕はただの仕組み好きだった
最初は完全にエンジニア。
コーディング、デバッグ、夜食、バグ……そんな日々。
でも昔から、「これもっと楽にできないかな?」と考えるクセがあった。
- 手作業の業務は自動化できないか?
- 会議の時間、半分にできないか?
- ムダな作業、なくせないか?
- 物事が進むときに何が起こっているのか?
誰かが困ってるのを見ると、「ちょっとそれ作ってみますわ」って言いたくなるタイプだった。
だから、Salesforceいじってると懐かしい
最近、またSalesforceを触るようになって思ったんです。
これって、エンジニア時代の「仕組み作りごっこ」とそっくりだって。
- 自動で通知が飛ぶようにする
- 項目を絞って入力しやすくする
- 承認プロセスを整理する
……全部、「みんなが楽になる仕組み」を作る遊び。
しかもコードなしでできちゃうという、おまけ付き。(コードも書けるけれど。)
社長になって、現場に戻って、わかったこと
社長だったころ、感じたことがある。
「動ける人」よりも、「仕組みを作れる人」の方が強い。
誰かが頑張ることで回る組織は、どこかで限界がくる。
でも、頑張らなくても回る仕組みがあれば、みんなが笑って働ける。
この感覚は、現場に戻った今も変わっていない。
むしろ、もう一度ちゃんと「仕組み屋」としてやりたいって思ってる。
結論:「役職」より「思考」が大事だった
社長をやったことがある。
今はやっていない。
でも大事なのは、「どの役職にいるか」じゃなかった。
どんな状況でも、“どうやったら今より良くなるか” を考え続けること。
Salesforceにふれるたび、僕は “あの頃” を思い出す。
エンジニアとして、みんなの仕事をちょっとだけ楽にするのが楽しかった、あの頃を。
まとめ
気づいたら社長になって、気づいたら戻ってきた。
その道のりでわかったのは、「仕組みを愛する心」はどこにいても役に立つってこと。
Salesforceは、そんな “仕組み愛” を思い出させてくれるツール。
エンジニアでも営業でも管理職でも関係ない。
誰かの困りごとを、仕組みで解決したいと思った瞬間、あなたも “仕組み屋の仲間” です。
著者情報
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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