中平コラムSeries82:オフィスがきれいで生産性が爆上がりって話
おしゃれオフィスって本当に意味あるの?新事業所で働き始めて数ヶ月。リアルな日常と、意外な落とし穴まで正直に語ります。

こんにちは、エスワイシステム関東の中平です。
「オフィスが変わると働き方が変わる」なんて、どこかのコンサル資料みたいなセリフですが──
正直、今の僕、そのど真ん中にいます。
2024年10月、僕はエスワイシステムの関東事業本部に着任しました。
関東事業本部の場所はなんと、「明治座」の10階。
舞台を観に行くフロアかと思いきや、そこには……
“カフェですか?”と思わず聞きたくなるオフィスが広がってました。
↓エスワイシステムの関東事業本部オフィスについては以下の記事も合わせてご覧ください!
仕切りゼロ、カフェ風オフィス
このオフィス、まず仕切りがありません。
全体がゆるやかにつながっていて、天井から吊られた丸い照明がふんわり明るく、
どこかホテルのラウンジみたいな雰囲気。
座席も広々。
隣との距離が広いだけで、心にも余白が生まれる気がします。
「おしゃれすぎて緊張するかと思ったけど、むしろ自然と肩の力が抜ける」
──これが最初の印象でした。
バーカウンターで語らう、終業後の“もうひと仕事”
このオフィス、バーカウンターがあるんです。
会議?いや、懇親会です。
実は先週、こんなことがありました。
終業後、有志で集まってオフィスを起点に皇居RUN。
汗を流した後は事業所に戻って、冷蔵庫からビールを取り出し、
バーカウンターで乾杯。
まさか「RUNからの打ち上げ」が会社でできる時代が来るとは…って感じですが、
これ、信頼関係を作るには最高の場でした。
Tシャツ勤務と“心理的な距離感の消失”
昔はスーツでした。
毎朝ワイシャツをアイロンがけしてた日々が嘘みたいです。
いまはTシャツにスニーカー。
もちろん、見た目がカジュアルになった分、仕事に向き合う姿勢で信頼を取る必要もあるんですが──
服装がラフになると、なぜか会話も柔らかくなって、オフィスでの雑談量が倍増しました。
これ、アイディアや企画の種 になっていることが結構ある。
サッカーも観られる巨大モニター。だけど…
「こんな大きいモニターいる?」って最初は思ってました。
でもW杯の時期にはめちゃくちゃ盛り上がりました。
「仕事と関係ないけど、会社に来るのが楽しみになる」
って実は超大事な仕掛けだったんだと気づきました。
というか、この前も皇居RUNから戻ってきたら、
でっかいモニター使って勉強会とかやってた。(なんかイケてる感)
ただし、このスペースが誘惑になることも…
つい休憩と称して立ち寄って、気づけば “反省会”(という名の雑談)が始まりがち。
オフィスは “快適すぎてもダメ” という教訓も得ました(笑)
リラクゼーションスペースの正しい使い方
オフィスの奥には、ちょっとした “無の空間” があります。
電源がない、いわば “仕事をさせない場所” 。
ここでストレッチしたり、目を閉じたり。
「考えが煮詰まったときに、強制的にリセットできる」
…という点で、ものすごく機能してます。
ただし、仕事ができない場所なので、つい長居すると罪悪感が芽生えるのが玉にキズ。
話しかけやすさ=プロジェクトの空気感
仕切りがないと、自然と隣の会話が耳に入ってきます。
「今このチーム、大変そうだな」
「こっちのプロジェクト、盛り上がってるな」
そんな空気が肌でわかるので、支援も応援も“気づき”から始められる。
心理的安全性って、こういう “レイアウト設計” にも現れるんですね。
とはいえ、完璧なオフィスではない
正直に言えば、
「音が気になる」「集中できないときがある」
という声もあります。
雑談しやすい=集中しづらい、というのは常にトレードオフ。
だからこそ、僕らは
“自分の時間” と “チームの時間” のバランス を意識するようになった気がします。
場所の使い分け、コミュニケーションの濃淡──これもスキルです。
まとめ:「おしゃれ」で終わらせないオフィスの価値
この明治座10階の新東京オフィス、「ただきれいな場所」ではなくて、
“働く人の行動や気持ちを変える装置” なんだと思っています。
カフェみたいで、リビングみたいで、ちょっと旅先みたいなオフィス。
そんな空間で、今日もTシャツで仕事してる僕ですが──
生産性も、仲間とのつながりも、たしかに“爆上がり”してる実感があります。
著者情報
中平 裕貴(Yuki Nakahira)
株式会社エスワイシステム 関東事業本部
関東第2事業部 3SEシステム6部 事業部長代理
『技術 × 事業戦略 × 組織運営をつなぐ実務家』
エンジニアとしての技術的な知見を持ちながら、営業・事業運営・HR・組織マネジメントの視点も持つ実務家。
エンジニア、グループ会社経営、営業を経験し、技術とビジネスの両方を理解した「橋渡し役」として事業推進に携わる。
技術と組織運営をつなぎ、主体的なチームを育て、人々が「WONT TO」で動ける社会を目指す。
🛠 技術領域
アプリ開発、クラウド、データ分析、AI、
📈 事業・営業経験
SI事業の拡大、プロジェクトマネジメント、アジャイル
🏗 組織マネジメント
リーダー育成、組織改革、チームビルディング
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